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令和7年度 保育士の配置基準改正と加算措置のポイント

令和7年度は1歳児配置の「加算措置」が新設されました。まずは全体像から確認しましょう。

1|配置基準とは?

  • 保育施設に最低限必要な保育士数を法令で定めたもの
  • 園児の人数に応じて「何人に1人」を守らないと運営できない

2|配置基準の見直しの背景

  1. 「こどもに対して保育士の数が足りない」という現場の声
  2. 不適切な保育の防止
  3. 保育の質の向上

これらの課題を解決するため、国は段階的に基準を引き上げ、経過措置や加算を設けて事業者の負担を和らげています。


3|ここ数年の動き

年度主な変更内容
令和5年度「こども未来戦略」で、3〜5歳児は令和6年度、1歳児は令和7年度に改善を決定
令和6年度– 3歳児:20人→15人に
– 4・5歳児:30人→25人に
(いずれも経過措置・加算あり)
令和7年度1歳児の「配置改善加算」を新設
(基準は6:1のまま、改善すると加算対象に)

4|令和7年度から始まる「1歳児配置改善加算」

  • 現行基準:園児6人に保育士1人
  • 加算対象:改善後に「園児5人に保育士1人以上」を実現した施設

5|加算を受けるための4つの条件

以下の4つの条件があります。

①1歳児の配置数を「5:1以上」に配置している
②職員の平均経験年数が10年以上
③処遇改善加算Ⅰ・Ⅱ・Ⅲの取得
④ICTシステムの活用

ICTシステムには細かい条件があり、
登降園管理に加えて、「キャッシュレス決済」などの機能の導入をする必要があります。

今から1歳児加算を検討するなら、初期費用・月額費用が無料のキャッシュレス決済、
誰でも決済」の利用がお勧めです。

6|まとめ

  • すでに1歳児保育士配置の改善に取り組まれている施設のみなさまは、ぜひ加算の活用を検討しましょう。
  • 制度の詳細や申請方法は自治体ごとに異なりますので、必ずご確認をお願いします。

参考情報

・令和7年度保育関係予算案(こども家庭庁)
・「こども未来戦略」(内閣官房)
・公定価格に関するFAQ(こども家庭庁)